横須賀で樹木葬にこだわる理由
私が20代の頃の話になります。
ドッグスクールに勤務していた私は、寿命を迎えつつある保護犬のお世話をしていました。
そこで沢山の命と向き合う事で自分自身でも感じたことの無い色々な感情が込み上げてきました。
数年前に横須賀に居を構えた私は、動物の保護団体を通じて保護犬の一時預かりのボランティアを経験し、もう一度動物に関わる仕事を本格的にしてみたいと思うようになりました。
その活動の中で思い出したことの中に、青森県の三本木農業高校が始めた「命の花プロジェクト」があります。このプロジェクトは市役所や保健所などで供養した動物の遺骨を引き取り、粉骨パウダー加工を行い、肥料として土に混ぜ育てた花の苗を植えていく活動です。
いま、横須賀市・三浦市・逗子市・葉山町などを含む三浦半島のペット火葬はその土地の形状により新規の動物霊園の設立が困難という事もあり「移動火葬」「出張火葬」と呼ばれる形態が主になりつつあります。
しかし、引き取ったご遺骨のその後の供養の仕方やペットロスに悩むご家族様も少なくありません。
火葬を終えたご家族様に、納骨、埋葬までできる環境、そして納得のいくお見送りの場を提供することが私の役割ではないか。
移り住んだ横須賀の地で、保護犬、保護猫と暮らしながらそんな事を数年考え、協力いただける方がたとも素敵なご縁を頂き、ペット火葬、納骨、そして樹木葬をメインとしたペット霊園を開業する決意をしたのです。
横須賀の自然を活かした居心地の良いペット霊園を。
大切なご家族の一員であるペットちゃんとのお別れは辛く悲しい場面です。
だからこそ、温かく笑顔でお見送りできるような場所を横須賀に作りたいと思っていました。
ハナオクリは自然とお花に囲まれた緑豊かな空間と、アットホームで温かな雰囲気の『ご火葬ができる』ペット霊園です。
共に暮らしてきたペットへの感謝の気持ちを忘れず、飼い主様のお気持ちを少しでも和らげる場所をご提供致します。
横須賀の自然を活かした自然葬を提供し、綺麗なお花とともにペットちゃんの旅立ちを見送ってあげたい。
私たちは我が家や公園のような居心地の良いペット霊園づくりを心掛けています。
動物専門学校卒業後、ドッグトレーナーとして活動を開始。イギリス、ドイツでの研修に積極的に参加するなど、約7年間活動。その傍らで、保護犬・猫の支援施設を独自にサポートし、トレーニングや送迎ドライバー、保健所から引き出す際の適性検査、里親会における顧客対応、一時預かりボランティアなどを経験。現在は、保護犬のジャックラッセル・テリア2頭、ミックス1頭と暮らす。2023年、神奈川県横須賀市にペット霊園「ハナオクリ」を開業。